特別講演会が開催されました
7月2日 (月) 10:45より,フォーサイトF904教室にて,小野田 崇 教授 (青山学院大学) を講師に「電力設備における機械学習を使った異常予兆診断」を演題とした講演会が電気学会東京支部神奈川支所の主催で行われました. 電気・電子コース2年生・3年生などの他,学外の方も来場されていました.
講演では,導入として機械学習の基本的な考え方について,例え話を交えながら分かりやすく解説頂きました.その後,変電所などの電力設備の状態を監視し,異常を検出するための機械学習の導入について,ご自身がこれまでに取り組んできた研究テーマについてご講演いただきました.
本講演会は学生にとっては「電気・電子計測I」の振替として実施されました.秋学期の「電気・電子計測II」と合わせて,電流計や電圧計をはじめとする計器類の動作原理や取り扱い方法を学びます.基幹科目である「回路理論」「電磁気学」と連動し,さらに「電気電子情報基礎実験」での実践を交えながら展開されるとともに,電気主任技術者の免状取得のための必修科目となっております.このような科目を履修する学生にとっては,機械学習に関する今回の講演は少し意外であったかもしれませんが,正しく測ることの大切さを再確認できたことと思います. 終盤では質疑応答もあり,盛況のうちに終えることができました. 電気・電子コースでは,この他にも講演会を開催する予定であり,このような企画が見聞を広げる一助となることが期待されます.